愛媛県今治市が市庁舎付属棟などに整備していた防災拠点施設が完成し、24日に内覧会があった。近い将来の発生が予想される南海トラフ巨大地震など大規模災害に備えた最新の設備を関係者らが見学した。
 同施設は2015年6月に着工し、付属棟3階を改修して災害対策本部(約330平方メートル)を常設。南海トラフ地震の津波に対応するため鉄骨4階建ての機械棟(延べ床面積約1760平方メートル)を新築し、第2別館地下室の受変電設備と非常用発電設備や、地下機械室の空調屋外機などを移設した。第1、第2別館の外壁塗装などを含めた総事業費は約16億2300万円。